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2008年04月03日

天台密教について

難しいですよね。
なるべく勉強したいと思います。


真言宗の密教を東密と呼ぶのに対し、天台宗の密教は台密と呼ばれる。日蓮を末法の本仏とする宗派などは、現在の日本の天台宗は密教を大幅に取り入れているためむしろ真言宗に近く、最澄亡き後、その意向を無視した円仁・円珍などが真言密教を取り入れ比叡山を謗法化(正しい法を信じずそしること)したものだと批判する向きもある。しかしこれには歴史的な事情など考慮すべきポイントがいくつかある。

当初、中国の天台宗の祖といわれる天台大師智顗が、法華経の教義によって仏教全体を体系化した五時八教の教相判釈(略して教判という)を唱えるも、その時代はまだ密教は伝来しておらず、その教判の中には含まれていなかった。

しかし日本天台宗の宗祖・伝教大師最澄が、唐に渡った時代になると最新の仏教である密教が伝えられていた。最澄はまだ日本では密教が不備であることを憂い、密教を含めた仏教のすべてを体系化しようと考え、順暁(じゅんぎょう)から密教の灌頂を受け持ち帰った。しかし最澄が帰国して一年後に空海が唐から帰国すると、自身が唐で順暁から学んだ密教は傍系のものだと気づき、空海に礼を尽くして弟子となり密教を学ぼうとするも、次第に両者の仏教観の違いが顕れ決別した。これにより日本の天台教学における完全な密教の編入はいったんストップした。

とはいえ、最澄自身が法華経を基盤とした戒律や禅、念仏、そして密教の融合による総合仏教としての教義確立を目指していたのは紛れもない事実であり、円仁・円珍などの弟子たちは最澄自身の意志を引継ぎ密教を学び直して、最澄の悲願である天台教学の確立を見たのである。したがって今日の天台密教の系譜は、円仁・円珍に起因するものではなく、そもそも最澄にその源流を見出だすことができる。また円珍は、空海の「十住心論」を五つの欠点があると指摘し「天台と真言には優劣はない」と反論しており、日蓮を本仏とする宗派の、円仁・円珍は天台に真言密教を取り入れ謗法化したなどという見解はここにおいても完全に否定されている。

なお真言密教(東密)と、天台密教(台密)の違いは、東密は大日如来を本尊とする教義を展開しているのに対し、台密はあくまで法華一乗の立場を取り、法華経の本尊である久遠実成の釋迦牟尼仏としていることである。


引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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